日帰り登山の計画について考えるべき6つのこと

登山スタイルについて思案したこと

皆さんはどんな登山スタイルで登っていますか?

日帰り登山?小屋泊登山?テント泊登山?

登山スタイルは様々ですが今回は日帰り登山の計画について考えるべき6つのことを書いていこうと思います。

考えるべきは6つ

早速ですが計画を立てる際に考えるべきことは以下の6つです。

  • 時期
  • ルート
  • 山のキツさ
  • 移動距離
  • スケジュール
  • 天気

早速見ていきましょう!

時期

まず初めに考えるのは時期です。

正確には行こうとしている山が積雪期か否かという点です。

これは山によって違い、5月でも雪がある山や12月でも雪がない山もあります。

登山の難易度は積雪期かどうかで大きく変わり、また厳冬期でなく残雪期であっても注意が必要です。

積雪期の登山を初めて行う場合は講習会や経験者に連れて行ってもらい慣れていくことをお勧めします。

厳冬期に注意するのは当然として、特に春先の残雪期は気温が高いこともあり油断して向かってしまうのですが、「1日の間に踏み跡がなくなり道がわからなくなる」という点に注意が必要です。

筆者はこれで2回遭難しかけGPSに助けてもらったことがあります。

自分またはパーティの登山レベルを考えて時期は選んでいきたいですね。

どの時期もそれぞれの良さはあるので計画している山行のコンセプトで選びましょう。

ポイント:時期は積雪期か無雪期か

ルート

時期が決まれば次はルートです。どの登山口から上りどこに降りるかというやつですね。

ルートの調査はネットでもお勧めのルートが載っていたりしますので手軽に調べることができます。

私のお勧めは所要時間が載っている地図や本も参考にすることをお勧めします。

ネットではヤマレコなどにログが載っているので一見日帰りで行けそうな気がしてきますがペースの早い健脚の方のタイムだったりするので標準的なタイムを参考に決めていきたいですね。

また無雪期であれば夏道が使えますが積雪期にはルートが通行止めなどにより使えなくなることもあるので山域の山小屋などの情報を確認する必要があります。

さらによくあるのが大雨により登山口に向かう道路が土砂崩れなどにより通行止めになっていることもあるのでこちらも事前の情報収集が必要です。

結構長い間通行止めになっていたりします。

加えて昼ごはんを持参するか、山小屋に食事の提供があるか、飲み物も買えるかも考えていきます。

もちろん景色が良いことも大事ですね!(稜線歩きや富士山を眺めながらのルートなど)

最後にルート選びではおおよその登山にかかる時間を見積もっておきましょう。

ポイント:ルートは日帰りできるルートか、食事、飲み物は現地調達できるか

山のキツさ

次は山のキツさです。言い換えれば累積標高差とも言えます。

日帰りを考える以上、自分が歩ける限界を超えてはなりません。

予定外のことなど万が一のことを考え、目安は自分の限界の7割以下で考えた方が安全です。

(例えば過去の経験から累積標高2,000mが限度と感じたなら計画時点では1,400mが望ましい)

ここでの注意は頂上と登山口の標高差を累積標高差を間違えないことです。

標高差で行けると思っても実は何度もアップダウンがあり累積標高差はかなりあったなんてこともあります。

自身の日帰りの限界が見えてきたら感覚的に日帰りで行けそうかどうかわかってくると思います。

わからないうちは無雪期、累積標高差1,000m以下、行動時間8時間以内、を目安に考えると良いと思います。

ポイント:累積標高差が自分の限界を超えていないか、過去実績と比べてどうか

移動距離

移動距離とは登山口までの移動のことです。距離というよりも時間かもしれません。

例えば、登山は8時間でも車の移動が片道4時間くらいかかると日帰りとしては限界レベルです。

ソロの場合はマイカー移動の時間も休むことは出来ないため登山口についた時点でぐったりしてしまいます。

場合によっては前箔か後泊レベルということもあり得ます。

また時間も大事ですが費用面も無視できません。

高速利用であってもガソリン代と高速料金が掛かりますし、車で行けない距離であれば飛行機も視野に入ってきます。

ここまでいくと日帰りレベルではなくなります。

目安として移動で3時間以内が許容範囲かなと思います。

ポイント:移動距離・時間は登山前後でも耐えられるレベルか、3時間以内か

スケジュール

次にスケジュールについてです。

これまで述べてきた内容の総括的なことになりますが、ルート、移動時間も踏まえスケジュールを考えます。

なんとなくは予想がついていますが、具体的にスケジュールに落とし込むことでより解像度が上がってきます。

特に休憩時間や帰りの風呂なども考え出発時間、帰宅時間を見積もります。

ここで大まかな時間割ができれば登山計画書を作成するときも楽になります。

ポイント:登山以外の時間も考慮

天気

最後に天気予報を確認します。

せっかく予定を立てて実行しても天気が良くないと見たかった展望が見られなかったり、天気が悪いと危険度も急上昇します。

また気温によっては装備も増やす必要もあります。

できれば晴れた日だけにいきたいですね。

天気予報サイトはいろいろあるので別の記事に書いた内容も参考にしてください。

天気予報についてのリンクはこちら

ポイント:天気・気温は予報で確認

まとめ

日帰りの登山は考えることが多いですが、準備さえ慣れてしまえば気の向いた時に手軽に楽しむことができます。

自分の日帰りできるラインを見極めていってもっと気軽に登山を楽しんでいきましょう!

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